妖艶、奇怪、世にも奇妙な「あやしい絵展」

2021年4月17日(土)、東京国立近代美術館にて「あやしい絵展」を資料調査兼、新たな刺激を受けるために行ってまいりました。

ダークなイラストを専門とする私が見過ごすわけにはいかないっ!ということで足を運んだのは良いものの、当日現場はプチ行列。


美術館で並んだのは人生初である。


何なら予約しておけばよかったと後悔しつつも列に並びました。


 体感数十分後、遂に館内へ。

今回は前々から使ってみたかった音声案内を利用。

別途料金はかかりましたが、表記されていない小話等が聴けたので良かったです。




怪しい猫が案内してくれました(=^・^=)




 あまり美術館に行っていないせいか「撮影ダメ」と書いてあるところ以外は撮影して良いらしく、初めの方の絵画は撮影しそびれたのですが、

後半で心惹かれた妖艶、生死、奇怪。

まさに怪しさ満点の絵画を撮影させて頂きました。

上の三作品は 甲斐庄楠音 カイノショウタダオト の作品。
(左)横櫛 (中央)幻覚(踊る女) (右)舞ふ





 「妖艶」という言葉がこれ程相応しい作品は滅多にない。

今にも動きそうな「程良い恐怖感」と「不気味」なこの感覚は色の塗り方や配色、何より表情から見て取れる。

幼少期の自分なら間違いなくトラウマ級の作品であろうが今の私には心地良い「闇」

(左)岡本神草 オカモトシンソウ「拳を打てる三人の舞妓の習作」 (中央、右)秦テルヲ ハダテルヲ「血の池」「女たち」



 この岡本神草さんの絵画のシンメトリーな構図に四角形のアクセント、色の塗り方が日本が特有の、アレは何て言えば良いのか。

水彩筆というか滲んだ感じ?

専門知識のない素人なので表現が見つからないが「あの感じ」といえば何となく分かってくれるでしょうw ←いずれちゃんと勉強します。


次に秦テルヲさんの二作品、これらの絵もかなり印象を受けましたね。

色合い、演出、まさに「Dark」

作品からは深いメッセージ性を感じました。

とはいっても私個人が感じたのであって他の方々と意見が一致するとは思ってませんが、例えばこの「女たち」。

中央の赤く、お腹の大きな女性に目が行きます。

これは胎児が生まれずに死んでしまった、もしくは望まれていない子供だった、各々不幸な出来事に見舞われたのは作品を見て間違いないでしょう。

それを嘆き悲しんでいるように私には見えました。

(左)北野恒富 キタノツネトミ 「朝のクラブ歯磨」ポスター
(右)波々伯部金州 ハハカベキンシュウ 「三越呉服店」ポスター


 これらのポスターの絵は自分の画風の参考になると思い、写真を撮らせて頂きました。

人体を繊細に描き、それ以外の部分(着物)を影を塗らずに簡略化(着物の柄があるので簡略か否かは意見が分かれると思うが)。

このような画風を求めていたと言っても過言ではないほどに限りなく近い。

早速、参考にさせて頂こうと思ってます。



と、このような感じでございました。



大変満足!



このブログを見てくださった皆さんには是非とも自ら足を運んで見に行って頂きたい。

やはり生で見るのと写真で見るのとでは迫力が違います。

筆の後など細かな部分も見れるし、尚且つ生だからこそ感じるものがある。

写真NGで撮れなかったのですが、河鍋暁斎 カワナベキョウサイの「地獄極楽図」という大きな作品に感銘を受けました。

自分の求めていた地獄絵はまさにこれだと。

河鍋暁斎の世界に入り浸りになりそうです…w




ということで皆さんも是非、「あやしい絵展」で不思議な世界へ行ってみてはいかがでしょうか?


ではまた。

 

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